Tu-ton-ton(ツートントントン)だより始めます。


縁あって、遠く島根の弥栄の里に繋がった西陣の手織りの技。

木枠に巻いた絹糸

木枠に巻いた絹糸

たくさんの人に支えられて34年間、沢山のことを学びました。

西陣の長い歴史に裏打ちされた確かな技術、知恵、そしてプライド・・・。

訳あって、西陣の老舗『渡文』の大きな懐から離れて3年、

ジタバタしながら今があります。

 

『やさか村ワタブンアートファブリック』として再スタートして一年が過ぎた

昨年の「七夕イベント」に合わせて撮ってもらった一枚。

新しい仲間、ふぉと.co(石見カメラ女子)がカメラで切り取ってくれた工場の一部です。

 

髙機の「巻き取り」

髙機の「巻き取り」部分

この写真は通称「巻き取り」と呼ばれる部分。

経糸と横糸が織りこまれて帯地になったものをつなぎ留める大事な箇所です。

弥栄にやって来てから37年、その前を数えると何年頑張ってきたのだろうか。

風格さえ感じます。

 

当たり前になり過ぎて、ありがたさや感謝も忘れてそこにあるもの。

違う感性、違う視点で覗いてもらって気付かされたことが、この一枚の中にありました。

無くなったものばかりを求めずに、授けてもらったもの、残してもらったもの。そして、これまでに育んできたものを忘れずに先を向いて行く決意をくれた写真です

 

 

この地でずっと応援していただく皆さんだけでなく、遠くからお力添えをいただいている「渡文」さんや、

各方面で積極的に「キビソ肌友だち」をご紹介してくださる、タレントのピーコさん。

そして新たに、はたおり体験や「キビソ肌友だち」の購入をきっかけに知っていただいた方々にも、工場の様子や出来事、私たちの嬉しいことや楽しいこと知っていただく場として、情報発信をしていく手段として、

今回、このショップサイトを作成しました。

5人で頑張っています。

5人で頑張っています。

 

島根の弥栄の里には、確かに信号機が一台もありません。もちろんコンビニも駅も・・・。

しかし、そのお陰で無くならなかったものもたくさんあります。

 

そんなところに一度訪ねてみたいと思ってもらえるサイトに、これから育てたいと思います。

今回、このサイトに訪れてくださった皆さん。これからもちょくちょく立ち寄ってみてください。

そしていつか実際に、「やさか村ワタブンアートファブリック」にいらしてください。

 

私たちがお待ちしています。